美容師は髪の専門家!お客様に正しい洗髪方法を教えてあげましょう!

お客様にお手入れの方法を説明するのも、美容師として重要な仕事です。

まだシャンプーしかできないアシスタントの方でも、ヘアケア方法なら教えてあげることができます。

あなたは正しいヘアケア方法を説明できますか?


「えっ!できない!」という方は、このブログで書いてあることをお客様に教えてあげてください!
それでは、正しいヘアケア方法を5つ紹介していきます。

目次

正しいシャンプー作法

頭皮と髪の毛の状態を健康に保つための基本は、毎日の洗髪です。まずは毛穴に詰まった皮脂やフケ、汚れを落としてあげましょう。毛穴の詰まりは新陳代謝を悪くしたり、かゆみや炎症につながります。

①ブラッシング

まずは髪を濡らす前にブラッシングをしましょう。ブラッシングをすることで、頭皮の汚れを浮かび上がらせシャンプーの泡立ちがよくなります。また髪の絡まりをほどいておくことで、頭皮や髪の余計な負担を減らすことができます。

②予洗い

38℃ぐらいのお湯で1〜2分予洗いをしましょう。予洗いで汚れの80%は落ちると言われています。また頭皮と髪をよく湿らせておくことで、シャンプーが泡立ちやすくなり必要以上に摩擦が起きなくなります。
ただあまりに水気が多いとシャンプーが滴り落ちてしまうので注意しましょう!

③シャンプー

原液のまま直接頭皮につけず、手のひらでよく泡立ててからつけましょう。ロングスタイルの方は毛先からつけていくのですが、その際に髪の毛をゴシゴシとするのはやめましょう。摩擦でキューティクルが痛んでしまいます。


シャンプー剤がまんべんなく付いたら、指の腹でマッサージをするようにやさしく洗います。この時に「これが気持ちいいんだよ〜」と言わんばかりに爪を立ててガシガシ洗うのは厳禁です。

④すすぎ

すすぎも38℃ぐらいのお湯で、水圧も低めにし丁寧に行いましょう。お客様の中には「熱いお湯じゃないと汚れが落ちてる気がしない」とおっしゃる方がいますが、40℃以上のお湯は負担がかかることを伝えましょう!すすぎ時間の目安は3〜5分程度。シャンプー剤などが残らないようしっかりと流しましょう!

※すすぎ残しが多い場所

  • 耳の後ろ
  • 生え際
  • 頭頂部

シャンプー後、頭皮の皮脂量は6〜24時間で元の量に戻ると言われています。べたつきやすい方はシャンプーの
回数を増やす、乾燥しやすい方は回数を減らすよにアドバイスをしてあげましょう!

正しいトリートメント作法

シャンプー後は、トリートメントをする前にタオルで軽く水分を取っておきましょう。その方がトリートメント
が浸透しやすくなります。くれぐれも擦らないように!

①付ける順番が大事

トリートメント→リンス・コンディショナーの順につけましょう。これ結構知らないお客様多いんですよね。
違いも説明してあげると親切かなと思います。

  • リンス:毛髪表面のキューティクルを整えて、滑らかさを与える
  • コンディショナー:毛髪に潤いを与えて保湿し、コンディションを整える(内部に少し浸透)
  • トリートメント:毛髪内部に有効成分を浸透させ、栄養補給をし健康な髪の毛にする
  • マスク:毛髪内部に深く浸透し栄養補給する。週1〜2回集中的に補修。

②トリートメント塗布

基本的には毛先を中心に塗布していきます。キューティクルは下向きに髪の表面を覆っているので、その向きに
沿って塗布しましょう。(ムラなく塗布するために、目の粗いコームを使うといい)
頭皮用トリートメントの場合は、頭皮に馴染ませたあと、マッサージし、しっかり流しましょう。

③時間をおく

トリートメントやヘアパック・マスクは時間をおくことで浸透力が高まります。目安は3〜5分程度。その際蒸しタオルで髪全体を包み込んで巻いてあげると、より効果的です。(蒸しタオルは、濡らしたタオルをレンジ
で30秒〜60秒ほど温める)

④しっかりすすぐ

シャンプーと同様、すすぎ残しがないように、ヌルつきが取れるまでしっかりと流しましょう。

タオルドライはやさしく丁寧に!

タオルドライの作法

①まずある程度の水気をとる

髪の毛を両手で挟み、髪の根元から毛先にかけてやさしくなでるように水気をとる。

②頭皮をタオルドライする

頭皮を擦るのではなく、やさしく押さえるように行う。

③毛先をタオルドライする

髪の中間から毛先をタオルで挟み、両手でやさしくプレスする。水分が出なくなればOK!

ショートやメンズの短髪の方も、やさしく丁寧なタオルドライを心がけましょう。

自然乾燥ではなく、ドライヤーを使う

基本的には自然乾燥で完全に乾かすのは避けた方がいいと思います。長時間濡れたまま放置するということは
キューティクルが開きっぱなしということ!髪の栄養分の流失にもつながりますし、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖
します。温度調節ができるドライヤーなら低温で乾かしましょう。

ドライヤーを使うときの注意点

  • ドライヤー前に髪をとかすときは、手ぐしか、目の荒いコームを使う
  • 髪との距離をなるべく30センチ離す
  • 根元、前髪から乾かす
  • キューティクルに沿って上から下に乾かす

過度なブラッシングは禁物!

キューティクルが剥がれてしまうので過度なブラッシングはNGです。ですがブラッシングは頭皮の血流をよくし、引き締めるのに重要なことです。シャンプー前のブラッシングは大切ですし、朝のブラッシングは頭皮をやわらかくし、血行を促進します。クッションブラシは頭皮への刺激が少ないのでオススメです。

まとめ

髪の毛はやさしくいたわってあげることが大事です。お肌と一緒ですね。

今回正しい洗髪方法を紹介させていただきましたが、お客様は知らない方が多いです。

髪の専門家である美容師が対面で教えてあげることに意義があると思います。

アシスタントの方もぜひシャンプーやマッサージ中に教えてあげてください。信頼されるアシスタントへの第一歩になると思います。

このブログを読んでいただきありがとうございました!

GOOD LUCK!

ゆっくん
読書美容師
サイト運営者のゆっくんと申します。美容師歴20年、個人で美容室を営んで7年です。自分の経験や、勉強したことを元に役立つ情報を発信していきます。よろしくお願いします。

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