美容師は技術職でありながら、接客・サービス業でもあります。なので技術だけ勉強してればいいってわけじゃないんですよね、、。全国25万軒もある美容室の中で多くの指名客、リピート客をつくるには接客・サービス・ビジネスマナーの勉強も欠かせない要素だと思います。今回の記事では接客業で大切な5つの心構えを紹介したいと思います。この5つの心構えを持つことで、お客様に接する姿勢が変わると思います。
お客様に感謝の気持ちを持って接する
まずは数多くある美容室の中から、自分の店を選んでいただいた(自分を指名していただいた)ことに感謝の気持ちを持つことが大切です。
そもそもお客様が来てくれなければ、接客業は成り立たないです。
感謝の気持ちがあると最高の接客をしたくなりますよね?
気持ちのある接客は自然と、表情、言葉遣い、所作にあらわれお客様に伝わります。
逆に気持ちのこもってない接客はお客様も感じ取り伝わってしまいます。
ですので、心からの丁寧な接客を心がけましょう。
お客様を自分の大事な人だと思って接する
私がスタイリストになりたての頃に読んだ本にこんなことが書いてありました。
「お客様を大事な家族・恋人・友人だと思う」
とても良い言葉だと思ったのを覚えています。
とは言っても実際目の前にいるお客様は家族でもなければ恋人でもないので、あくまでもそうだったらと思って接するということです。
大事な人がお店に来てくれたらどんな接客をするでしょうか?
- 来てくれて嬉しい
- いいところを見せたい
- 好みのヘアスタイルにしてあげて、喜んでもらいたい
このように思いませんか?
その感情をお客様に対しても持つということが大切です。
お客様の立場になって考える
「相手の立場になって考える」ということはどういうことか?
それは「相手に対して思いやりの心を持ち、相手の気持ちや状況を想像し尊重する」ということです。
お客様目線で接客をするには、お客様をよく観察し、想像力を働かせることです。
カウンセリング時にお客様の話をよく聞き、共感することも必要ですね。
お客様の話には多くのヒントが含まれています。
こちらの気持ちが伝われば、お客様も「この人は私のことをわかってくれる」と思って安心・信頼してくれるのではないでしょうか。
ただ一人のお客様として丁寧に接客する
「えっ?どういうこと?」と思った方もいるかと思います。
現在の私は夫婦でお店を営んでおり、二人ともスタイリストなのでほぼマンツーマン応対です。
ですが以前勤めてたお店ではアシスタントもおり、営業中何人かお客様を掛け持つことは日常茶飯事でした。
忙しい毎日の中ですと、どうしても大勢いる中の一人として接客してしまいがちだったことがありました。
中には「きっとお客さんいっぱいいると思うから私のことなんて覚えてないですよね?」と仰る方もいました。
そう思わせてしまったのも私の至らない部分のせいだったと思います。
お客様ご来店の際には、ただ一人のお客様として目の前のお客様と向き合ってほしいと思います。
プロ意識を持つ
プロ意識を持って仕事に取り組むよう心がけましょう。
【NHK プロフェッショナル 仕事の流儀】という番組がおすすめです。
【TBS 情熱大陸】もおすすめですね。
いろいろな職業のプロフェッショナルな人たちが紹介されていて、とても勉強になります。
接客業をしているといろいろなお客様と出会いますよね。
長年担当しているとつい友達かのように接してしまうことがあったりします。
一方でお客様側からプライベートでの付き合いを求められたり、宗教の勧誘などで悩んだ経験がある方もいるかと思います。
「あなたはお客様」「私はプロの美容師」この線引きが大事です。
まとめ
簡単ではありますが、私が20年美容師を続けてきて大事だと思う心構えを紹介させていただきました。
分かっていても実際行動に移すのって難しいですよね、、、
だからこそ行動し、継続できる人が売れっ子スタイリストになるのだと思います。
私自身新人の頃は上手くお客様と話せず、接客が正直苦手でした。
しかしながら仕事を続けていくうちに「これではダメだ」と思い、お客様に対してできることを考え、行動していきました。
美容師という仕事のおかげで自分が変わることができました。
接客が苦手な方も今回紹介させていただいたことを心がけていけば、接客に変化が出てくると思います。
もちろん技術も大事です!
というわけで今後接客術の記事も書いていきますので、よろしくお願いします。
GOOD LUCK!
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