ゆっくんです。美容師をしたり、ブログを書いたり、子育てしたりしています。
前回の【ブランディング】取り組む前に知っておきたいことを紹介!という記事に続き、今回は
- ブランディングの本質
- ブランド・タッチポイント
- ブランディングによる好サイクル
この3つのことを紹介します!
ブランディングに取り組みたいと考えているならば、知っておいて損はないと思います。
それではよろしくお願いします!
ブランディングの本質とは?
ブランディングを日本語に訳すと「ブランド戦略」、「ブランドを構築する」などになります。
「そうは言っても具体的にどうすればいいのかわからない」
そのような声もあるかと思います。
ブランドとは、「お客様が頭に浮かぶ独自のイメージ」です。ではその「独自のイメージ」を思い浮かべてもらうように、どのような取り組みをしているでしょうか?
よくあるブランディングの取り組み
- 大々的なキャンペーンや広告を出す
- 値下げ・割引などで価格を下げない
- アットホームであることをアピールする
- 丁寧なカウンセリングを心がける
これらのことに取り組むことは決して間違ったことではありません。ですが多くの美容室が掲げていることなので、独自性としては弱いと思います。
ブランディングの本質は、「口で伝えるだけではなく、実際に行動をし、お客様に独自のブランドイメージを思い浮かべてもらえるように努力する」ことにあります。
たとえば、「OCEAN TOKYO」といえば「メンズカットが得意な美容室」と思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
そこで「OCEAN TOKYO」のサイトを覗いてみると、理念や代表のメッセージにメンズに特化したような言葉はほとんど使われていないんです。
もちろん美容室経営としての戦略や、自分たちの広めたいブランドイメージとして「メンズに特化する」というのはあったのだと思います。
代表の高木琢也氏には「髪一つで人生を変えられる」「誰でも緊張しないでこれるサロンを創る」「自信をつけてほしい」という思いがあったそうです。
そういったブランド戦略や代表の思いを、SNSなど使ってこまめに発信をしながら、実際来店したお客様をカッコよく仕上げる。カッコよくするために日々技術練習や研究をする。
このようなことを継続して自分たちの魅力を高めていっているからこそ、ブランディングが成功しています。
ブランディングをするうえで大切なことは、「言葉だけではなく、行動で示し続けていくことで、美容室として他店にはない独自のイメージを確立させることができる」ということです。
ブランド・タッチポイント
お客様とブランドの接点をブランド・タッチポイントと言います。
ブランド・タッチポイントには以下のようなものがあります。
- Web
- SNS
- DM
- 評判・口コミ
- スタッフ
- イベント
- 店舗
お客様は様々なブランド・タッチポイントで美容室のブランド要素に触れて、独自のイメージを頭の中で作っていきます。
すべてのタッチポイントでブランドとしての一貫性を保ち、独自の世界観で統一されていることが重要です。
統一性がないとブランドとしてブレてしまい、お客様にとって「何を伝えたいのか」がわからない美容室になってしまいます。
スタッフも重要なタッチポイントとなります。SNSの発達により、技術・接客などの良し悪しがすぐに世の中の人に共有されてしまう時代です。サロンの信頼を損ねてしまわないよう、SNSの発信は注意が必要です。
せっかくサロンのブランド価値向上のために努力をしていても、それをスタッフ全員で意識して実行してない限り、簡単に崩壊してしまうこともあるのです。
ブランディングから生まれる好サイクル
ブランディングとは、「ブランドの核となるものを定めて、それを定着させること」とも言えます。
ブランドの核となるものが定まり、ブランディングを実行すると、それによって好サイクルが生まれます。
どんなサイクルが生まれるのか?
ブランドの核が定着すると、ファンが生まれ、サロンとお客様の親密度が増します。そうなると、顧客満足度が上がり、売上拡大につながります。
売上が上がればスタッフのサロンへの親密度も増します。なぜなら、お客様に喜ばれ、サロンの認知度と評判が高まり、給料も上がるからです。
従業員満足度が上がれば、スキルや生産性が上がり、サービスの品質も良くなります。その結果、さらに顧客満足度が上がります。
まとめると、
ブランドの核を定める→顧客満足度が上がる→従業員満足度が上がる→サロンの価値が上がる
こんな感じ!
この好サイクルを継続していくことがブランディングにおいて大切なことだと思います。
まとめ
ブランディングをするにあたって大切なことは、お客様を理解し、サロンの価値を明確に定義し、お客様に積極的にアピールしていくことです。
それを日々継続していくことで、ブランドの認知度が上がり、サロンの価値が認められるようになると思います。
今回紹介した「OCEAN TOKYO」以外でも、ブランディングに成功している美容室は存在しています。
他の美容室にできて、自店でできないということはないと思います。
ブランディングに関する本の紹介もしていますので、ぜひ読んでみてください!
今回の記事が「ブランディング」に取り組むきっかけになれば幸いです!
GOOD LUCK!
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