ゆっくんです!美容師したり、ブログ書いたり、子育てしたりしています。
ブランディングのステップもとうとう最後のステップになりました。
前回はこちら↓
でした。
ステップ1 ブランディング計画
ステップ2 自社理解
ステップ3 顧客理解
ステップ4 ブランド核の定義
ステップ5 ブランドの展開
ステップ6 効果の検証
ブランディングに取り組み、ある程度期間が経過したら、その効果や成果を検証するようにしましょう。
この記事では、検証方法を解説したいと思います。
主な検証方法は、
・アンケート調査
・NPS
・WEBサイトのアクセス数
・SNSのエンゲージメント率
になります。
それではよろしくお願いします!
アンケート調査
ブランディングがうまくいっているのか現状を把握するには、顧客へのアンケート調査が効果的です。
実際に顧客の声を聞くことで、より的確なブランド戦略を立てられるようになります。アンケートを行うときは次の3つのことを軸に調査しましょう。
①ブランド認知
「〇〇と言えばこの美容室」「(地域)□□でカラーが得意な美容室は〇〇」など、ブランディングが成功すれば他店との差別化ができます。顧客アンケートの項目に「自店に来店した理由」を入れてみるのもいいかもしれません。
顧客に選ばれるためには、まずは知ってもらうことが大切です。
②ブランドの満足度
美容室が展開しているブランドへの満足度。満足度が高ければ信頼や安心感に繋がり、選ばれ続ける美容室となります。ブランド満足度はNPSによって測ることができます。詳しくは後述します。
③ブランド連想
ブランドから連想されるイメージ。その美容室が自分のライフスタイルに合っているかどうかなど。たとえば、高級外車のブランドや高級バッグのブランドは、名前を聞くだけで成功者、セレブな暮らしをイメージさせることができます。アンケート項目としては「当店から連想されるブランドイメージと、その理由を教えてください」など。
アンケートのポイント
・フリースペースを設ける
・応援メッセージをもらう
・後日郵送してもらう
また、回収率が下がるかもしれませんが、アンケートは匿名で行うほうが顧客の深層心理やメッセージが得られやすいと思います。
NPSとは
NPSとは「Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)」の略で、顧客満足度や顧客ロイヤルティを測る指標のことです。
※ロイヤルティとは、顧客がサロンや商品に対して感じる「忠誠心」「信頼」「愛着」のことです。
NPSの手順
・顧客に、「当店の技術やサービスを家族や友人に薦める可能性はどのくらいありますか?」という質問に0~10点で回答してもらう
・9・10点と回答した顧客を「推奨者」、7・8点を「中立者」、0~6点を「批判者」として3つに分類する
・推奨者の割合から批判者の割合を引く
推奨者は「親しい人にサロンを薦める」というようなプラスの行動を取る可能性が高い人。批判者はサロンに不満を感じていて離反する可能性が高く、悪い口コミをする可能性が高い人。中立者は推奨者のように薦めることはしないけども来店していて、きっかけがあれば他店へ行ってしまう人です。
出典:https://www.bain.com/ja/consulting-services/customer-strategy-marketing/about-nps/
推奨者の割合が高ければブランドの満足度も高い状態で、逆に批判者の割合が高ければ満足度が低い状態なのでブランドを見直さなければならないかもしれません。
アクセス解析
WEBサイトやSNSで発信をしたら、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使ってアクセス解析をしましょう。
アクセス解析を行うことで、改善策やサロン外ブランディングの方法が正しいかなどが見えてきます。継続的に課題を改善することで、ブランドの質が良くなります。
アクセス解析で分かることは、
・どんな人がサイトに訪れたか
・どんなキーワードで検索されたか
・アクセス経路
・どのくらいサイトを見ていたか
・顧客のサイト内行動
などです。
また、検索上位をとることができればサロンブランドの認知度が高まり、売上アップや客数アップにも繋がります。
検索上位に表示されるために必要なのは、SEO対策です。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味します。
要は「美容室+地名」「美容室+ヘッドスパ」などのように多くの人は「美容室+〇〇」で検索します。そのときに上位に表示されるための対策がSEO対策です。
何が正解というのはないらしく、これもアクセス解析をしながら対応していくことが大切みたいです。
エンゲージメント率とは
エンゲージメントとは、サロンと顧客の親密さや絆、共感のこと。
顧客が何らかの形でWEBサイトやSNSの発信に反応をした割合を、エンゲージメント率といいます。
インスタグラムなら、いいね!やコメントがエンゲージメントです。エンゲージメント率が高くなると、顧客がサロンブランドに興味や関心があると判断できます。
エンゲージメント率を上げることは、ブランド認知を可視化するためにも重要なことです。
エンゲージメント率を上げるためのステップ
ペルソナとは、サロンブランドのターゲットとなる顧客をより具体的にイメージしたものです。どのようなペルソナに行動を起こさせたいかを事前に設定しておく。
SNSの発信では、顧客の知りたい情報を徹底的に顧客目線で考えコンテンツを作ります。ペルソナになり切ることが大切です。
顧客とのコミュニケーションはとても重要です。繋がっている顧客にはいいね!やコメントをしたり、顧客からのコメントにはちゃんと返信をするようにしましょう!
まとめ
ブランディングステップの最後、効果の検証についての解説でした。
ブランディングに終わりはありません!放っておけば劣化していき、顧客に見放されてしまいます。
ブランディングの取り組みが上手くいっているか、常にチェックするようにしましょう。
顧客が何を求めているか、顧客の期待に見合った新しい体験を提供できる美容室がこれから生き残っていくのではないでしょうか。
美容師向けのブランディングの本の紹介もしています。
私自身もブランディングについては勉強し、発信していきたいと思ってます。
私の記事がブランディングに取り組む「きっかけ」になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
GOOD LUCK!
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