【美容師が解説】頭皮と髪にやさしい正しいシャンプーのやり方

「頭皮の匂いが気になる」

「シャンプーしているのに頭皮がかゆい」

「スタイリングが落ちない」

このような悩みを引き起こす原因は、もしかしたら間違ったシャンプーのやり方にあるのかもしれません。間違ったシャンプーを続けてしまうとダメージが増加してしまいます。

正しいシャンプーのやり方は、決して難しいものではありません。ぜひこの機会に覚えてください!

それではどうぞ!

目次

朝シャン派?夜シャン派?について

どちらがいいかというと「夜シャンです」

一日過ごした頭皮の汚れは夜のうちにしっかり落としてあげましょう!睡眠中は成長ホルモンが分泌されます。なので、頭皮を清潔にしてあげれば健康な髪が生えてきやすくなります。

頭皮が汚れたまま寝ると、頭皮の新陳代謝が正常に機能せず、キレイな髪が育たなくなります。

朝シャンがなぜ良くないかというと、睡眠中に分泌された皮脂を取り除いてしまうから!シャンプーの後、頭皮の皮脂量が元の量に戻るまで約6時間かかります。

つまり、朝シャンをしてすぐに外出をしてしまうと頭皮がむき出しの状態になり、紫外線などの影響をもろに受けてしまいます。ダメージが増加してしまうのです、、、。

どうしても朝シャンしたい人は、お湯でしっかり流してトリートメントをつける程度にしてあげましょう!

シャンプー前にする3つのこと

・ブラッシング

ブラッシングの目的は主に4つです。

  • 髪についたホコリや汚れを取り除く
  • 髪のからまりをとく
  • 油分で毛先を保湿
  • 頭皮マッサージで血行をよくする

このようは効果があるので、シャンプー前のブラッシングは大切です。

詳しいブラッシング方法はこちらの記事で解説しています。

・リバースケア

シャンプー前に毛先にトリートメントを重ねづけすることを「リバースケア」といいます。

毛先のパサつきやからまりが気になる人にオススメです。ただし、髪がトリートメントを吸収しすぎると、ベタついたり、重くなったりします。付けすぎ注意です!

リバースケアのやり方

  1. ブラッシングをする(髪を濡らす前)
  2. 毛先にヘアオイルをつける(10分程度放置)
  3. 中間から毛先にトリートメントをつけ、目の粗いコームでとかす
  4. いつもどおりシャンプーとトリートメント
  5. 洗い流さないトリートメントをつけてドライヤー

普段時間がない人は、週1回でもいいので試してみてください。

・予洗い

シャンプー前にお湯だけで頭皮や髪を洗うことを「予洗い」といいます。

予洗いでスタイリング剤も含めた汚れの7〜8割は落ちるといわれています。「頭皮の匂いが気になる」「2、3回シャンプーしないとスタイリング剤が落ちない」という場合は、この予洗いが不十分かもしれません、、。

また、予洗いで頭皮と髪をよく湿らせておくことで、シャンプーが泡立ちやすくなり必要以上に摩擦が起きなくなります。ただあまりに水気が多いとシャンプーが滴り落ちてしまうので注意しましょう!

予洗いのポイント

  • お湯の温度は37℃前後
  • 根元からしっかり流す
  • マッサージするような洗う
  • 1〜2分洗う

正しいシャンプーのやり方

まずシャンプーは髪ではなく、頭皮を洗うものだと覚えておきましょう!

濡れた髪はキューティクルが開いているとてもデリケートな状態です。なので、やさしく、丁寧に洗ってあげましょう!

まず第一のポイントは泡立てです。しっかりと泡立てることによって、髪同士の摩擦から守ってくれます。そしてこの泡立てに重要なのが、先ほど説明したブラッシング予洗いなのです。

ショートスタイルの人やメンズは、泡立てネットを使うといいですよ!

しっかりと泡立てたら、毛先のほうから頭頂に向かって撫でるように洗っていきます。全体に泡が行き渡ったら、指の腹でマッサージをするように頭皮を洗ってあげましょう。

洗い終わったら、すすぎ残しがないように丁寧に流します。お湯の温度は予洗いと一緒で37℃前後に!すすぎ終わったら、ヌメリがないかチェックしてください。

要注意

すすぎ残しやすい場所

  • 耳の後ろ
  • 頭頂部
  • 前髪の生え際

シャンプーの手順をまとめると

  1. ブラッシング
  2. 予洗い
  3. シャンプー
  4. すすぎ

こんな感じです!

やってはいけないこと

シャンプー剤を直接頭皮につける

無駄な摩擦で髪がダメージを受けてしまうので、頭皮で泡立てるのはやめましょう。

爪でガシガシこすって洗う

頭皮がかゆいからといって爪を立ててガシガシ洗うと、頭皮を傷つけ乾燥やフケの原因になることもあります。

指の腹で洗うようにしましょう。

40℃以上のお湯の温度で洗う

熱いお湯で洗うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、これまた乾燥の原因になります。また、シャワーの水圧が強すぎるのも、キューティクルを傷つけてしまうので注意してください。

これらのことは、ついやってしまいがちなので気をつけてくださいね!

まとめ

今回は頭皮と髪にやさしいシャンプーのやり方を解説させていただきました。

高価なシャンプーやトリートメントを使うのもいいことだと思います。ですが、それらの効果を最大限に引き出すためにも、基本的な正しいシャンプーのやり方が重要になるのです。

頭皮や髪の悩みがなかなか改善されない人は、今回紹介したポイントを意識して普段のシャンプーをやってみてください!

まずはお金のあまりかからないことから!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

GOOD LUCK!

ゆっくん
読書美容師
サイト運営者のゆっくんと申します。美容師歴20年、個人で美容室を営んで7年です。自分の経験や、勉強したことを元に役立つ情報を発信していきます。よろしくお願いします。

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