ゆっくんです!美容師しながら、ブログを書いたり、読書をしたりしています。
前回の記事「志」と「ベネフィット」を考えよう!ブランディング手順ステップ4を解説!まででブランドの核を定義することができたら、いよいよそれを発信し浸透させていきましょう。
ステップ1 ブランディング計画
ステップ2 自社理解
ステップ3 顧客理解
ステップ4 ブランド核の定義
ステップ5 ブランドの展開
ステップ6 効果の検証
ステップ5はブランドの展開です。
ブランドの展開には2種類あります。サロン内ブランディングとサロン外ブランディングです。
まずはサロン内ブランディングを行い、ここまでのステップで決まったことなどをサロン内で共有するようにします。
スタッフとしっかり共有し浸透させることができたら、サロン外へ発信するブランディング活動を行いましょう。
この記事では、
・どのようにしてサロン内に浸透させていくのか
・サロン外ブランディングの取り組み方
ここらへんについて解説したいと思います。
それではよろしくお願いします!
サロン内ブランディング
ブランドを展開していくには、まずサロン内ブランディングを進めていきましょう。なぜなら、サロン内に浸透していないのに顧客に発信をしていっても、一貫性がないため、顧客を混乱させてしまうからです。
ここでサロン内ブランディングとは何かを定義したいと思います。
ブランドとは自社(サロン)の中にあるのではなく、顧客の頭の中にあるもの。顧客の頭に中に抱いてほしい独自のイメージを、まずは自社(サロン)のスタッフに抱いてもらう。そうしなければ、顧客の頭の中に独自のイメージを抱いてもらうことはできない。
ブランディングと同様に、サロン内ブランディングにもステップがあります。
サロン内ブランディングのステップ
ステップ1 共有・認知
サロンの全体ミーティングなどで、スタッフ全員にブランディングの方向性や進め方などを伝えます。その際のポイントは、「なぜブランディングに取り組むのか」をしっかり伝えること。
「なぜやるのか」が明確になっていると人は動きやすいです。また、根気よく伝え続けることもオーナーには求められます。
P-MVVが明確に書かれている冊子などを作成してスタッフに配布するのもいいかもしれません。
ステップ2 理解・共感
ミーティングや普段のコミュニケーションでスタッフに理解してもらうことを促していきます。普段全然コミュニケーションをとらないのに、理解や共感を得るのは難しいことだと思います。
ステップ3 自分ごと化
「義務や上からの命令だからやる」のでは思考が停止してしまいます。なのでブランドとしてあるべき姿を、しっかりと「自分ごと化」してもらうことが必要になります。
自分は何をするべきか、どんな新しいことをするべきかをミーティングなどでよく話し合い行動に移してもらいます。
ステップ4 評価
スタッフが自ら行動をしたことを褒めたり讃えたりすることで、何が正しいことなのかを全スタッフに示してあげます。これを繰り返していくことで、ブランドが自社(サロン)の体質になります。
サロン内ブランディングも終わりはありません。人材の多様化や新しいスタッフも入ってきます。個々のスタッフが現在どういう状況にあるのか、定期的にコミュニケーションや面談を行い、把握するようにしましょう!
また、たった一人のスタッフの過ちが、サロンブランドに傷をつけてしまうことも忘れてはなりません。
サロン内ミーティングをおろそかにすれば、サロンブランドは衰退してしまいます、、、。
サロン外ブランディング
サロン外ブランディングの定義は、
ブランド核の定義で定めた「サロンブランドのメッセージ」や「顧客に抱いてほしい独自のイメージ」を、サロン外に浸透させる取り組み。
と言えます。
カスタマージャーニーマップ
カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品・サービを認知して購入にいたるまでの行動プロセスを、そのときの思考や感情などの項目で分析し、視覚化した図式のことです。
出典:https://gmotech.jp/semlabo/webmarketing/blog/customer-journey-map/
美容業界で例えるなら、サロンを認知してから実際に来店するまでの「行動」「思考」「感情」のプロセスを可視化することでしょうか。
カスタマージャーニーマップを作成するときも、大切なのは徹底的に顧客視点になることです。そのためにペルソナを設定すると作成しやすくなります。
ペルソナとは、サロンブランドのターゲットとなる顧客をより具体的にイメージしたものです。イメージターゲットですね。
・年齢
・性別
・職業
・収入
・家族構成
・美意識
・ライフスタイル
このようなことを細かく設定していきます。
設定したペルソナになりきって、カスタマージャーニーマップの作成をし、顧客に「ブランド体験」をどうやって提供するかを考えましょう!
こちらのサイトがとても参考になりますので、ぜひ見てみてください!
またサロン外ブランディングに取り組む際には、ブランドを統一するルールを作り、一貫性のあるアウトプットをするようにしましょう!
ロゴやサロンの内装、看板、Webサイトのデザインやイメージカラーを統一することが重要です。ルールが決まっているほうが、スタッフによるブログやSNSを使った発信のミスも起こりにくいと思います。
まとめ
ブランドを展開していくうえでのポイントは、
・サロン内ブランディングのステップ
・カスタマージャーニーマップを作成する
・ペルソナを設定する
・ブランドのルールを統一する
ことです。
また発信は可能な限り頻度を高め、更新するようにしましょう。
私の記事はあくまでも「きっかけ」にすぎないかもしれません。今はネットもありますし、本もいろいろ出版されています。深掘りしようと思えばツールはたくさんあります。
ブランディングについて美容師が書いた本の紹介もしています。
なるべくポイントを絞って解説したつもりですが、理解が難しいところがあればお気軽にお問い合わせください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
GOOD LUCK!
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